花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。
2020年初頭に流行した新型コロナウィルス感染症(COVID-19)を機にいくつかの花火大会が新設されましたが、その一つにthe絶景花火があります。
全国初の宿泊型花火大会として企画されたものですが、そのお試し版としてプロローグ編が2020年10月4日に開催されました。
標高の高さゆえに天候という難題を突き付けられた反面、日本屈指の花火は確かに存在することを示されたそんな花火大会となりました。
the絶景花火について
the絶景花火は2021年より開催される予定の宿泊型花火大会で、富士山が拝めるグランピング施設への宿泊+花火大会がセットとなった国内初の宿泊型花火大会です。
特に花火大会については夜富士と花火を間近にしながら同時に拝めるのが最大の特徴となっています。
加えて、全国の花火競技会でも優秀な成績を収めた実績のある4つの煙火店(齊木煙火本店、紅屋青木煙火店、磯谷煙火店、菊屋小幡花火店)が打ち上げるというのですから驚きです。
the絶景花火は日本を代表する山と花火が同時に拝める、まさに絶景の名にふさわしい花火大会なのです。
最大の難関は天候!?the絶景花火プロローグ編で富士山の洗礼と絶景の片鱗を味わう
the絶景花火の本編は2021年の開催ですが、そのプレイベントとして2020年10月4日にプロローグ編が行われました。
開催日時 | 2020年10月4日 17:40~18:30頃 |
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場所 | PICA富士ぐりんぱ |
打ち上げ数 | 約2,000発 |
最大号数 | 10号玉 |
担当煙火店 | 齊木煙火本店、紅屋青木煙火店、磯谷煙火店、菊屋小幡花火店 |
Webサイト | 『the 絶景花火』プロジェクト|CAMPFIRE (キャンプファイヤー) |
プロローグ編を開催するにあたってクラウドファンディングによる資金調達が行われ、15,000円/人以上を協賛した方を招待するという方式が取られました。
ちなみに15,000円/人というのは一般的な花火大会としては異様に高価な部類に入るわけですが、花火ファンを中心におよそ350名が現地に集ったというのですから驚きです。
さてこのthe絶景花火プロローグ編はグランピング施設を有するPICA富士ぐりんぱという場所で行われたのですが、この施設は富士山二合目(標高およそ1200m)に位置します。

「山の天気は変わりやすい」という言葉にもあるように、一般的に標高が高ければ高いほど天候が不安定になる傾向にありますが、実際にthe絶景花火プロローグ編でもその影響をもろに受けることに…。







日本初の宿泊型花火大会のプレイベントは主催者、観客、そして煙火店の皆さんにとって無念さがにじみ出るものとなってしまいましたが、わずかながら美しい花火の片鱗を味わえたのはせめてもの救いだったのかもしれません。
おわりに
全国初の宿泊型花火大会のthe絶景花火のプレイベントとなったプロローグ編。
標高の高さがゆえ真の「絶景」を魅せることの難しさを知らされた反面、日本屈指の煙火店が創り出す美しい花火は確かに存在することを確認できた花火大会となりました。
個人的な感想ですが、気象条件が整えば国内最高クラスの花火大会になるのでは?と思っています。
2021年10月に開催される予定の本開催では日本最高峰の花火を最高の条件で富士山とともに拝めることを心より願う次第です。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m