皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。
日本各地では花火競技会たるものがいくつか開催されています。
そんな中、群馬県高崎市(旧倉渕村)において新たに若手花火師による花火競技会として高崎HANABIコンクールたるものが開催されるとの話を聞きつけ、お散歩がてらながめてみることに。
若手花火師さんたちが見せる匠の技の数々はとても美しいものがありました。
高崎HANABIコンクールをながめてみた
高崎HANABIコンクールは群馬県高崎市の道の駅くらぶち小栗の里(高崎市役所倉渕支所)で行われる花火競技会です。
日本国内では全国花火競技大会(大曲の花火)や土浦全国花火競技大会といった複数の花火競技会が既に開催されていますが、高崎HANABIコンクールは40歳以下の若手花火師さんに限定した花火競技会となっています。
年齢制限が設けられた大変珍しい花火競技会…サッカーの国際試合みたいに記せば「U-40花火競技会」とでもいったところでしょうか。
そして高崎HANABIコンクールのもう一つの面白いポイントとして、プログラムの中に煙火店さんの名前が告知されない、いわゆるブラインド形式が採用されていること。
人間はどうしても選り好みしてしまう傾向にありますが、ブラインド形式にしておくことによってその要素を排し、審査の公平性を期すというのは個人的に良いんなんじゃないかなーと思っています。
プログラム構成(2020年現在)は至ってシンプルな構成となっています。
- オープニング花火(菊屋小幡花火店)
- 競技花火(20社)
- エンディング花火(菊屋小幡花火店)
まずはオープニング花火からスタート。

打ち上げ幅200m、最大5号玉で構成された菊屋小幡花火店さんのカラフルな花火が旧倉渕村の夜空を彩ります。

ツインリンクもてぎ花火の祭典やいせさき花火大会のような音楽花火ではないですが、花火でしっかりと魅せてくるのは大変に素晴らしいものがあります。
盛大なオープニングが終わると、いよいよ高崎HANABIコンクールの本番となる若手花火師さんたちによる花火競技会が始まります。



制限時間1分以内という限られた時間の中でいかに美しく、そしてテーマに即した表現ができるどうか…各社の技術力と表現力が求められる花火によるプレゼンテーションが繰り広げれていきます。
ちなみにコアな花火ファンの方は花火を見ただけでどこの煙火店さんが打ち上げているかが分かってしまうとかそうでないとか…実に変態そのものです(超絶誉め言葉
各社の花火競技が終わると締めとしてエンディング花火が盛大に打ち上がります。


おおお!めっちゃ広い!!
最大約400mの幅で渡って打ち上がる花火は圧巻の一言です。
その後、道の駅くらぶち小栗の里の中にある大ホールで表彰式が行われますが、なんとありがたいことに一般のギャラリーもこの表彰式を見ることができるのが嬉しいところです。(残念ながら交通機関の関係で見られなかったため写真はありませんw)
これからの花火界を担うであろう若手花火師さんたちが繰り広げる花火の数々が見られる、非常に素晴らしい花火競技会でした。
最大のハードルは交通機関
高崎HANABIコンクールのメイン会場となる道の駅くらぶち小栗の里(高崎市役所倉渕支所)までのアクセスにはほとんどの場合において車が必要となります。
その主な理由として…
- 高崎駅方面から路線バスが運行されているが本数が僅少かつ、高崎駅方面へのバスは花火が終了する時間帯には既に運行が終了している
- 最寄駅となる北陸新幹線 安中榛名駅からは約13km離れているため、徒歩でのアクセスは現実的でない
- 近隣に宿泊可能な施設が存在しない
といった点が挙げられます。
特に遠方から公共交通機関のみを使って会場へアクセスしようとした場合、現状では帰りの足がないという困った問題に直面することになるため、観覧するハードルが非常に高いというのが現状です。
今後も継続的に開催するのであれば、高崎駅などから会場までの臨時バスを用意するといった対応があると良いなと個人的には思うところ…このあたりは主催である実行委員会さんの今後の対応を大いに期待したいところです。
大変ありがたいことに、2020年についてはMasaさん(@masachappy)のご尽力により高崎駅〜道の駅くらぶち小栗の里に直行バスを運行していただくことで観覧が叶いました。
この場を借りて御礼申し上げます。
おわりに
40歳以下の若手花火師さんによって繰り広げられる新しい花火競技会こと高崎HANABIコンクール。
2020年より始まった花火競技会ということで歴史は浅いですが、今後の花火界の発展を考えるうえでも末永く続いてほしいなーと願う次第です。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m