おはこんばんちは、おーわ(@mof_mof08)です。
夏は花火のハイシーズンということで日本各地でたくさんの花火大会が開催されますが、その一つに大阪府大阪市で開催されるなにわ淀川花火大会があります。
このなにわ淀川花火大会ですが、打ち上げ場所が大都会にも関わらず10号玉(尺玉)やワイド打ちといったなかなかにぶっ飛んだ花火が見られるとのことでお散歩がてらながめてみることに。
大都会・梅田のビル群をバックに打ち上がる驚異的なスケールの花火の数々に終始圧倒されまくりでした。
なにわ淀川花火大会について
大阪府大阪市の淀川河川敷で開催される花火大会。
開催時期 | 8月(第1土曜日もしくは第2土曜日の開催が多い) |
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場所 | 淀川河川敷(新御堂筋淀川鉄橋~下流国道2号線) |
打ち上げ数 | 不明(非公表) |
最大号数 | 10号玉 |
担当煙火店 | 國友銃砲火薬店 |
有料観覧席 | あり |
三脚利用 | 可能(制限あり) |
Webサイト | なにわ淀川花火大会公式サイト |
1989年(平成元年)に平成淀川花火大会という名称でスタートし、2006年(平成18年)からは現在のなにわ淀川花火大会という名称に改称され現在に至ります。
地元ボランティアスタッフが周辺企業・団体・商店など地域住民の方々の寄付によって財政をまかない企画・運営・実行を手がける、いわゆる「手作りの花火大会」となっているのが大きな特徴です。
なにわ淀川花火大会をながめる
ということで、実際になにわ淀川花火大会の観覧会場(十三会場)にやってまいりました。

十三会場からは梅田のビル群がそびえ立つ様子を見渡すことができますが、こんな超大都会の傍らで花火が打ち上がるのかと考えるとワクワクが止まらないものです。
あたりもすっかり暗くなったところで、いよいよ打ち上げが始まります。

都会の花火大会では安全上の観点から小ぶりな花火が多いものですが、なにわ淀川花火大会ではなんと最大で10号玉(尺玉)という大玉が打ち上がります。
その大きさは日本一高いビルことあべのハルカスをも凌駕するレベルといえば、そのスケール感が伝わりやすいんじゃないかなと思います。
※号数別の花火の大きさについては以下の記事も参考にしてみてください

ちなみになにわ淀川花火大会における10号玉打ち上げは過去にも行われていて、僕が調べた限りでは1998年(第10回大会)まで実際に打ち上がっていたようです。
1999年(第11回大会)~2013年(第25回大会)には最大8号玉までに縮小されましたが、2015年(第27回大会)より梅田会場の観覧エリアの一部を立ち入り禁止エリアとする形で17年ぶりに10号玉が復活し現在に至ります。
10号玉とともになにわ淀川花火大会で特徴的なのがワイド打ちが行われるという点です。


推定でおよそ幅500mはあるでしょうか…こんな凄まじい規模のワイド打ちが大都会・梅田で平然と行われているのですから驚きを隠せません。

特に十三会場からは大都会・梅田の夜景とワイドな花火という贅沢なコラボレーションを楽しむことができるのは非常に嬉しいポイントです。(開催が休日ということで夜景自体はいくぶん華やかさに欠けますが…)
ちなみにこのワイド打ちは打ち上げを担当されている國友銃砲火薬店さんのお家芸でもあり、花火ファンの間では「國友打ち」などと呼ばれていたりします。
そしてもう一つ、なにわ淀川花火大会で忘れてはならないのが水中花火です。


水中花火には5号玉と8号玉の2種類(2019年当時)がありますが、いずれも水中で勢いよく爆発する迫力はすさまじいものがあります。
なにわ淀川花火大会で打ち上げを担当する國友銃砲火薬店さんは全国の花火業者さんから玉を買って打ち上げる形式を取っていますが、日本煙火芸術協会に所属する煙火店さんによる美しい花火玉も時折見られます。

2019年(第31回大会)では野村花火工業さんの五重芯変化菊の打ち上げも行われました。

およそ1時間に渡って繰り広げられる大都会の花火ショーはバリエーションに富んでいて非常に見応えがありました。
おわりに
大都会・梅田の傍らで開催されるなにわ淀川花火大会。
都市部としては異例となる大玉やワイド打ち、さらには水中花火とまさにザ・大阪らしいバリエーション豊かで非常に見応えのある花火大会です。
なにわ淀川花火大会をご覧になる予定の方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m