大阪府の花火大会

なにわ淀川花火大会とは?魅力や観覧席をざっくり解説

おーわ
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花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。

日本各地では一年間を通じてどこかしらで花火が打ち上がりますが、その一つになにわ淀川花火大会があります。

さて、そんななにわ淀川花火大会はいつ開催され、どのような花火が打ち上がるのか気になる方も少なからずいらっしゃるかと思います。

本記事ではなにわ淀川花火大会の日程や見どころなどについて、ざっくりと紹介してまいります。

なにわ淀川花火大会について

なにわ淀川花火大会は大阪府大阪市で開催される花火大会で、概要は以下の通りです。

開催時期 2023年8月5日(※例年8月上旬〜中旬)
場所 淀川河川敷(新御堂筋淀川鉄橋~下流国道2号線)
打ち上げ数 非公表
最大号数 10号玉
担当煙火店 アルプス煙火工業、灯屋煙火店、磯谷煙火店、信州煙火工業、伊那火工堀内煙火店
有料観覧席 あり
無料観覧席 なし
三脚利用 一部可
Webサイト なにわ淀川花火大会公式サイト

1989年(平成元年)から始まった花火大会。

第17回大会(2005年)まで「平成淀川花火大会」の名称で開催されてきました。(第18回大会からは現在のなにわ淀川花火大会に改称)

開催当初から第10回大会あたりまで(?)は最大10号玉まで披露されていたようですが、周辺の開発などが進んだことにより最大8号玉までに縮小。

第27回大会(2015年)より梅田側にあった観覧席を廃止した上で、10号玉の打ち上げが復活を果たします。

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響により、2020〜2021年に実施予定だった第32〜33回大会は中止に。

第34回大会(2022年)からはそれまで打ち上げを担当していた國友銃砲火薬店から5社体制(アルプス煙火工業、灯屋煙火店、磯谷煙火店、信州煙火工業、伊那火工堀内煙火店)に変わり、現在に至ります。

地元ボランティアスタッフが周辺企業・団体・商店など地域住民の方々の寄付によって財政をまかない企画・運営・実行を手がける、いわゆる「手作りの花火大会」となっているのが大きな特徴です。

なにわ淀川花火大会の見どころ

なにわ淀川花火大会の見どころはざっくり以下の3つとなります。

  • 大玉花火の打ち上げ
  • 斜め打ちを交えたワイドスターマイン
  • 迫力満点の水中花火+打ち上げ花火
  • 都市夜景とのコラボレーション

都心部の花火大会として異例のスケールと迫力を味わえるのが最大の魅力です。

大玉花火の打ち上げ

一つ目の見どころとして大玉花火が打ち上げられる点が挙げられます。

一般的に都心部で開催される花火大会では小規模なものが多い傾向にありますが、なにわ淀川花火大会では最大で尺玉(10号玉)が打ち上がります。

さらにその10号玉の中には全国屈指の煙火店さんが製造した芸術玉が含まれることも。(2019年には野村花火工業「五重芯変化菊」が打ち上げられました)

大都会で美しい大玉花火が見られるのは全国的にも貴重です。

斜め打ちを交えたワイドスターマイン

二つ目の見どころとして斜め打ちを交えたワイドスターマインがあります。

なにわ淀川花火大会が開催されるメイン会場は広大なスペースを有していて、これを生かした全幅およそ500mのワイドスターマインが打ち上げられます。

さらに国内の花火大会では珍しい斜め打ちも相まって、そのワイド感をより強く味わうことができます(打ち上げを担当する國友銃砲火薬店さんにちなんで「國友打ち」とも称されます)

視界全体に広がるワイドな花火に驚かされることでしょう。

迫力満点の水中花火+打ち上げ花火

三つ目の見どころは迫力満点の水中花火+打ち上げ花火のコラボレーションが拝める点です。

水中花火は花火玉を水中に放つもので、開発時に迫力ある音とともに水面に半円を描くのが特徴となっています。

なにわ淀川花火大会では迫力満点の水中花火(8号玉)に加えて、尺玉の打ち上げも同時に行われます。

水中から空中まで迫力ある花火に包まれる様は圧巻の一言です。

都市夜景とのコラボレーション

右岸(塚本駅・十三駅側)限定となりますが、大阪・梅田の都市夜景とともに花火を楽しめるのも見どころの一つです。

なにわ淀川花火大会の花火打ち上げ場所は、JR大阪駅からおよそ2km弱のところに位置します。

大阪駅周辺といえば日本屈指の大都会がゆえに高層ビル群が乱立していますが、贅沢にも花火とともに楽しむことができます。

大都会のビル群が花火に彩られる様子を堪能できるのは、なにわ淀川花火大会ならでは光景でしょう。

開催が原則として土休日のため、都市夜景の根幹をなすオフィスビル群の明かりが少なく華やかさにやや欠けます。

また、視界いっぱいに広がる花火が多いことから、都市夜景とのコラボレーションが見られるタイミングはかなり限られてきます。

なにわ淀川花火大会の観覧席

なにわ淀川花火大会の会場は大きく右岸(塚本駅・十三駅側)と左岸(大阪駅・梅田駅側)に分類され、それぞれの観覧会場内に複数の観覧席が設けられます。

右岸(塚本駅・十三駅側)

右岸(塚本駅・十三駅側)には以下の観覧席が設けられます。

  • エキサイティングシート
  • アリーナシート
  • 団体シート
  • ステージシート
  • 納涼船
  • パノラマスタンド(レフトスタンド、ライトスタンド)

花火を正面に据えつつ、大阪・梅田の夜景を楽しめるのが最大の魅力となっています。

2015年に10号玉の打ち上げが復活して以降、メイン会場内で花火を正面から拝めるのは右岸側のみとなっています。

2012年まではチケットがなくてもメイン会場内に入ることができましたが、2013年以降は観覧チケットが必須となりました。

左岸(大阪駅・梅田駅側)

左岸(大阪駅・梅田駅側)には以下の二つの観覧席が設けられます。

  • 梅田会場
  • ダイナミックシート

右岸と異なり都市夜景とのコラボレーションは楽しめないものの、大阪のメインターミナル(大阪駅、梅田駅、東梅田駅、西梅田駅、北新地駅)からアクセスしやすいのが嬉しいところです。

以前は花火を正面に据えて観覧できる場所がありましたが、2015年の10号玉打ち上げ復活に伴い廃止となっています。(花火を正面に据えたい場合は右岸での観覧が必須)

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花火系散歩屋
花火系散歩屋。関東地方を中心に年間20〜50回の花火を観覧・撮影しながら、各種メディア(SNS、ブログ)を通じて花火の様子をお届けしています。
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