花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。
日本三大花火大会の一つと称される長岡まつり大花火大会。
長岡まつり大花火大会では複数の有料観覧席が設けられますが、その一つにベンチ席(A会場/右岸)があります。
ベンチ席で見てみたいけど、花火の見え方などが気になるという方もいらっしゃるかと思います。
本記事では長岡まつり大花火大会で設けられるベンチ席の特徴や注意点について、実際に撮影した写真を交えながら紹介してまいります。
※長岡まつり大花火大会の概要については以下の記事も参考にしてみてください

ベンチ席について
ベンチ席は長岡まつり大花火大会における有料観覧席の一つで、特徴をざっくりまとめると以下の通りとなります。
- 設定場所はA会場(右岸)の長生橋~大手大橋にある法面全体
- 価格は3,000円/席
- 抽選販売(応募は最大5席まで)
- 全席指定(座席の指定は不可)
- 三脚の利用可(座高の高さが上限)
長岡まつり大花火大会では大半の花火が長生橋〜大手大橋の区間から打ち上げられますが、このベンチ席は花火の観覧に最適なところに位置します。

最大の特徴としては初販が抽選販売となる点で、応募したからといって確実に入手できるわけではありません。
当選倍率については公表されていないためどの程度なのかは定かではありませんが、それなりに高いのではないかと思われます。(特に開催が土日に当たる年には倍率も相当なものになると見込まれます)
抽選販売で残った有料観覧席についてはインターネット販売→窓口販売→当日販売となります。(いずれも先着順)
ベンチ席における見え方・注意点
長岡まつり大花火大会におけるベンチ席についてざっくりまとめると以下の通りとなります。
- 花火を適度な距離感で楽しめる
- 正三尺玉+ナイアガラ大瀑布が楽しめる
- おひとり様でも楽しみやすい
- 席によって花火の見え方に差が生じる
花火を最大限に楽しめる観覧席の一つですが、設定範囲が広いがゆえに見え方が大きく変わってくる点には注意が必要です。
花火を適度な距離感で楽しめる
一つ目の特徴として花火を適度な距離感で楽しめる点が挙げられます。
ベンチ席は花火打ち上げ場所までの距離がおおよそ500〜700mで、同じくA会場(右岸)に設置されるマス席ほどではないものの充分な迫力が得られます。
一般的に花火との距離が近すぎると思いっきり見上げる形となり、下手すると首を痛めるなんてこともありますが、ベンチ席であればその心配もだいぶ薄れるかと思います。
ちょうど良い距離感で花火を楽しめるのは嬉しいところです。
正三尺玉+ナイアガラ大瀑布が楽しめる

二つ目の特徴として正三尺玉+ナイアガラ大瀑布のコラボレーションが楽しめるという点が挙げられます。
長岡まつり大花火大会の見どころの一つにも挙げられるシーンですが、このコラボレーションは長生橋〜大手大橋に設置される観覧席でのみ楽しむことができます。
中でもA会場(右岸)の同区間はこのコラボレーションを拝むのに適していて、ベンチ席もその一つに挙げられます。
正三尺玉+ナイアガラ大瀑布をご覧になりたい方にオススメです。(詳細は後述しますが、一部の席では綺麗に見えない場合があります)
おひとり様でも楽しみやすい
三つ目の特徴としておひとり様でも楽しみやすいという点が挙げられます。
花火大会の有料観覧席は複数人での観覧を前提としたものが多い傾向にありますが、ベンチ席は一席単位での購入が可能となっています。
おひとり様で花火を楽しみたいかつ最高の場所から観覧したいのであれば、ベンチ席は最適な選択肢となることでしょう。

席によって花火の見え方に差が生じる
厄介なポイントとして、割り当てられた観覧席によって花火の見え方に差が生じるという点が挙げられます。
ベンチ席はA会場(右岸)の長生橋〜大手大橋の法面全体、距離にしておよそ600mに渡って設定される関係上、割り当てられた席によっては花火の見え方にかなりの差があります。
長生橋寄りの区画ではスターマインはおおむね綺麗に拝めますが、正三尺玉+ナイアガラ大瀑布についてはややバランスが悪いのが難点となります。



一方で大手大橋寄りの区画については正三尺玉+ナイアガラ大瀑布はバランス良く拝めるものの、プログラムの大半を占めるスターマインについては綺麗に見えにくいのが難点として挙げられます。



長岡まつり大花火大会を最大限に楽しめる良好な観覧席ではありますが、割り当てられる席は選べないがゆえにやや運ゲー要素の強い観覧席だということを頭の片隅に置いといていただければと思います。
おわりに
長岡まつり大花火大会のA会場(右岸)に設置されるベンチ席。
有料観覧席がゆえの迫力と美しさを堪能できること、見どころの一つである正三尺玉+ナイアガラを拝めるのが嬉しい一方、観覧席の範囲が広いことから花火の見え方に差が生じるという欠点もあります。
ベンチ席での観覧を検討している方への参考となれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m