花火の楽しみ方

花火大会を穴場スポットで観覧するメリットとデメリット

おーわ
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皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

日本各地では夏場を中心にあちこちで花火大会が開催されます。

特に人気の花火大会においてはメイン会場に近い場所ほど混雑が激しいという課題が存在することもあってか、インターネット上では穴場と称されるスポットが多数紹介されています。

で、実際のところ穴場から花火を見るのってどうなん??と思っている方もちらほらいらっしゃるかなと思います。

ということで今回は、穴場と呼ばれるスポットで花火鑑賞をするメリットとデメリットについてざっくりと紹介してまいります。

花火大会を穴場で見るメリット

まずは花火大会を穴場で観覧するメリットとしては…

  • 混雑を回避しやすい
  • 会場とは異なる雰囲気を楽しめる

という点があります。

混雑を回避しやすい

花火大会を穴場で観覧する一つ目のメリットは、何といっても混雑を回避しやすいという点に尽きます。

花火大会では一般的にメイン会場に近づくほど混雑する傾向があり、特に人気の花火大会ともなればその混雑ぶりはすさまじいものがあります。

一方、穴場と呼ばれる場所は広く知られていないがゆえに人が集まりにくい傾向にあるため、人気の花火大会であってもゆったりと花火鑑賞を楽しむことができます。

混雑が耐え難いという方にとっては、穴場というのはありがたい選択肢になります。

会場とは異なる雰囲気を楽しめる

花火大会を穴場で観覧する二つ目のメリットとしてはメイン会場とは異なる視点で楽しめるという点が挙げられます。

メイン会場は一般的に花火を打ち上げる場所の近くに設置されるため、花火の迫力を最大限に味わうことができます。

一方で穴場と呼ばれるスポットではメイン会場では見られない雰囲気を味わうことができます。

特にその花火大会が夜景の美しい場所で開催されるものだったりすると、夜景+花火といったコラボレーションを拝むことができます。

普段からメイン会場で見ている方が別のスポットから観覧することで、これまでなかった視点が得られる可能性があります。

花火大会を穴場で見るデメリット

一方で花火大会を穴場で観覧するデメリットとしては…

  • 花火が綺麗に見えない
  • 花火の迫力に欠ける
  • 花火の音に違和感が生じる
  • 演出を楽しみにくい
  • 運営に悪影響を及ぼす

といった点が挙げられます。

花火が綺麗に見えない

花火大会を穴場で観覧一つ目のデメリットとして花火が綺麗に見えない可能性があるという点です。

花火大会を最大限に楽しむのであれば視界が開けているかつ打ち上げ場所に対して正面に近い位置から見るのがベストです。

しかしながら穴場と呼ばれる場所では花火の打ち上げ場所に対する位置関係が悪い傾向にあるため、低い花火が見えなかったり、広がりのある花火の本来の魅力が楽しめなかったりするといったケースが多くあります。

特にインターネット上で紹介されているような穴場スポットには花火が綺麗に見えない箇所が多々あるため注意が必要です。

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花火の迫力に欠ける

花火大会を穴場で観覧する二つ目のデメリットとしては花火の迫力を存分に味わえない可能性があるという点が挙げられます。

一般的に花火大会のメイン会場は打ち上げ場所に最も近い位置に用意されるため、メイン会場に近いほど迫力を最大限に体感することができます。

一方で穴場と称される場所は基本的に花火から離れていることが多いため、花火の迫力を存分に味わうのは難しいです。

花火の迫力を五感で感じたいという場合には穴場での観覧よりもメイン会場で味わうことを強くおすすめします。

花火の音に違和感が生じる

花火大会を穴場で鑑賞する三つ目のデメリットは花火の音に違和感が生じる点です。

これは音速(約340m/s)が大きく関わっています。

メイン会場は一般的に花火の打ち上げ場所に近いことから、花火が打ち上がってから観客に到達するまでそれほど大きなタイムラグは生じません。

一方で穴場と称されるスポットでは、花火までの距離が遠ければ遠いほど花火が打ち上がってから音が到達するまでのタイムラグが大きくなってしまいます。(例:花火から5km離れた場所から観覧した場合は音が15秒程度ズレる)

花火の音ズレが気になるという方は注意が必要です。

演出を楽しみにくい

花火大会を穴場で鑑賞する四つ目のデメリットは演出を楽しみにくい点です。

近年の花火大会においては音楽やショーとコラボした、いわば花火+αの演出が増加する傾向にあります。

メイン会場では演出を楽しむための音響設備やステージなどが整っているのに対し、穴場と称されるスポットでは演出を楽しむ設備が整っていない場合がほとんどです。

花火だけでなく演出も楽しみたいという場合には、穴場での観覧はおすすめしがたいです。

一部の花火大会ではラジオ放送を通じて遠方からでもある程度楽しめるよう配慮されているところもあります。

運営に悪影響を及ぼす

花火大会を穴場から観賞する五つ目のデメリットは運営に悪影響を及ぼす可能性があるという点です。

その要因としては大きく二つ挙げられます。

  • 安全面での悪影響
  • 経済面での悪影響

まず大前提として、花火大会は安全面を最優先にした運営が行われます。

花火の打ち上げ事故を防止するのはもちろんのこと、メイン会場から最寄駅や駐車場への移動に際する安全確保、さらには近隣住民の理解があって初めて花火大会が成立します。

しかしながら近年はインターネット上で穴場情報たるものが出回った影響からか、以前は真の意味で穴場だった場所に人が押し寄せ、近隣住民や自治体とのトラブルに発展するといったケースも散見されます。

>> 花火数日前から三脚ズラリ… 神戸市が「不法占有」ステッカーで警告: J-CAST ニュース【全文表示】

加えて、花火大会を運営するため多額の費用が生じます。

花火そのものの打ち上げ費用だけでなく、会場の設営費や警備員さんなどに対する人件費なども多くかかります。

先で紹介したようなトラブルが多発すれば、花火会場から遠く離れた場所にまで警備費を投じる必要が出てくる場合もあります。

そのような事態になれば花火大会の運営を圧迫しかねず、翌年以降の開催が難しくなってしまう可能性さえ出てきます。

穴場と称される場所におけるトラブルの増加することによって運営を影響を及ぼし、最悪の場合は花火大会そのものがなくなってしまう可能性も十分にあり得ます。

まとめ

本記事では花火大会を穴場で観覧するメリットとデメリットについて紹介してまいりました。

改めてざっくりとまとめると…

  • 混雑を回避しやすい
  • 普段と異なる雰囲気で花火を楽しめる
  • 花火そのものを楽しみにくい
  • 大会運営に支障をきたす可能性がある

真の意味で花火を楽しむのであれば、可能であれば一度はメイン会場のベストポジションで観覧することを個人的にはおすすめしたいところです。

近年ではインターネットやSNSの普及により穴場と呼ばれるスポットへの人出が増加し、トラブルも増えていると聞きます。

こうした会場外でのトラブルが原因で花火大会が中止に追い込まれる可能性も十分に考えられますので、もし穴場と称される場所で観覧する際にはくれぐれもご注意ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

この記事を書いた人
おーわ
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花火系散歩屋
花火系散歩屋。関東地方を中心に年間20〜50回の花火を観覧・撮影しながら、各種メディア(SNS、ブログ)を通じて花火の様子をお届けしています。
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