仕組み・構造

打ち上げ花火って丸いの?平べったいの?その答えと仕組みをざっくり解説

おーわ
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花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。

2017年に公開されたアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の中で、とある男子高校生がこんな疑問を投げかけるシーンがあります。

 

 

 

「なあなあ、花火って横から見ると丸いと思う?平べったいと思う?」

 

 

 

実際のところ、打ち上げ花火は丸いのか平べったいのか…そんな疑問を抱いた方が、僕以外におそらく3名ぐらいいらっしゃるかと思います。

本記事は打ち上げ花火は丸いのか平べったいのかについて、なるべく分かりやすくまとめてみました。

打ち上げ花火には丸いものと平べったいものがある

あれこれ書くのが面倒なので(?)いきなり結論になりますが、打ち上げ花火には丸いものと平べったいものが存在します。

「え?なにそのどっちつかずな答えは?!もうちょっとはっきりしてよ!!!」と思われるかもしれませんが、実際に両方あるのですから仕方がないってものです。

そうはいっても答えだけ示されてもなんじゃらほいほいって感じですので、実際にどのような見え方や構造になっているのか、もう少し詳しく紐解いていきます。

丸い花火の見え方と構造

丸い花火の見え方と構造はざっくり以下の通りとなります。

  • 見る場所に関わらず見え方は基本的に同じ
  • 花火玉に詰める星の配置は立体的(球面に沿っている)

丸い花火は基本的にどこから見てもほぼ同じように見えるようになっています。

以下は実際に同じ花火大会で打ち上がった割物花火を別の角度から撮影した写真ですが、どちらもほとんど同じように見えるかと思います。(※撮影は異なる年に行っています)

花火玉の構造はざっくり以下のような感じで、星がおおよそ球面に沿って配置されます。

星は花火の発色を司る火薬のことをいいます。

図中では便宜上色付けしていますが、実際に花火玉に詰められる星は黒色となっています。

菊、牡丹といった割物花火が丸い花火に分類されます。

平べったい花火の見え方と構造

一方で平べったい花火の特徴と構造はざっくり以下の通りとなります。

  • 見る場所によって見え方が異なる
  • 花火玉に詰める星の配置が平面的

先ほど紹介した丸い花火は基本的にどこから見ても同じような見え方をしますが、平べったい花火は見る場所によって見え方が異なります

以下はリングを模した型物花火(リングっぽく見えないというツッコミはなしでw)を同じ場所から撮影した写真ですが、同じ場所から見ているにも関わらず見え方が異なっているのが見て取れるかと思います。

花火玉の構造はざっくり以下のような感じで、星が平面的に配置される形となっています。

ハート、笑顔、蝶々といった型物花火が平べったい花火に分類されます。

まとめ

本記事では花火は丸いのか平べったいのかについてざっくりと紹介してまいりました。

結論としては丸い花火と平べったい花火の両方が存在し、それぞれ以下の特徴があります。

丸い花火 見る場所に関わらずほぼ同じ形に見える。花火玉の星が外皮の形状に沿うように配置されている。菊や牡丹といった割物花火が該当する。
平べったい花火 見る場所によって見え方が異なる。花火玉の星が平面的に配置される。ハートや笑顔などの型物花火が該当する。

以上、参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

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おーわ
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花火系散歩屋
花火系散歩屋。関東地方を中心に年間20〜50回の花火を観覧・撮影しながら、各種メディア(SNS、ブログ)を通じて花火の様子をお届けしています。
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